Bar Agent-T@たかし

Bar Agent-Tという架空のバーのオーナーです。

ドイツ語の素敵な表現

どもども。

今日はドイツ語学習の中で見つけた
素敵な表現をシェアします。

端的にいうと、人を尊敬するような表現は
様々な形で存在するという事。
それが一意で、的確にその場面や
気持ちを表現しているのを知って感歎しました。
ドイツ語の勉強としては、かなり脱線します。

Siezenっていう動詞

さて、本題です。
ドイツ語の動詞の一つである、
Siezenという動詞です。

ドイツ語初学者の私にとって、
sie[zi:]とsei[zai]の読み間違いが多く、
幾度となく間違えてしまいます。
そんな時に、たまたま出会った
単語(動詞)になります。
Serendipityとでも言いましょうか)
今回、活用はスッ飛ばします。
(気になったらwiktionaryなどで確認できます。)

意味とか概念とか

さぁ、前振りが長くなった。(今度こそ本題)
Siezen 直訳すると、「あなたと呼び合う」とのことですが、何じゃらほい。
印欧語やその他、日本語にもありますが、
要は「敬称で呼ぶ」ようなものです。
日本語や韓国語に無理やり当てはめるとするなら、
「敬語を使う」などの表現がそれにあたるかと思います。

また、対象の相手の指示代名詞がSieになることから、自分と相手(Sie)の間に年齢や立場、精神的な距離感の存在がこの表現から垣間見えます。

日英西独を比較してみた

距離という観点で、一例。
「もう一度お願いします。」
英語にすると
Could you please repeat that?

スペイン語では
¿Podría repetirlo, por favor?

ドイツ語でも同様に
Könnten Sie das bitte wiederholen?
(ドイツ語だけ力強く聞こえる....?)

ここでは細かい文法の説明は割愛します。
より丁寧な表現になると、
助動詞が過去形になるようです。(過去形…?)
時制変化による現在の自分との距離感と
丁寧表現の手法としての間接表現的な距離感が
より丁寧な表現にしているのかも。

参考文献等

かなり面白い観点の資料をこちらでシェアします。

www.youtube.com
Blumioさん、最近のマイブーム。
1:10くらいに今回の表現が出てきます。

ほかには、個人のブログを参照しています。
堀田隆一さんのブログはどれを読んでも面白い。
user.keio.ac.jp

user.keio.ac.jp

サクッと調べてみたら、ちょっとしたまとめサイトがあった。
studyhacker.net

余計な一言だが物申す

時に「外国語には敬語はない」という暴論を掲げる人もあるが、実際は謙虚に存在しているし、過去のものではなく現在でもつかわれている表現であるというのがわかる。
(米語はわからないが、英語には表現の違いはある)

上記のようなことをいうような人は、
多分、自分と明確に立場の違う他者と関わる状況に出くわしていない。換言すれば、よりフォーマルな状況でのビジネスパートナーや社会的地位のある人と会った経験が少ない可能性があると考えている。

もしくは、留学経験等での友達が極端に多いパターンかもしれない。無意識で自然と使いこなしている極端なパターンのどちらかだと考えられる。

まとめ

脱線しまくりましたが、
Siezen 直訳すると、「あなたと呼び合う」という
一点集中の意味を持った言葉。
様々な言語の中でも、今僕が触れているドイツ語で
他者を尊敬、尊重するような表現があることに感嘆しました。
ほかの言語にも同様の意味を持った言葉が必ず存在すると思います。
知っている人がいたら教えてください。
Marieありがとう
ではでは。