Bar Agent-T@たかし

Bar Agent-Tという架空のバーのオーナーです。

ルーヴルを東京で_20230405

先日、東京での「ルーヴル美術館展」に行ってきました。

それに関するお話です。
目次




とりあえず人が多い。実は平日の昼にいたのですが、人の多さにびっくりしました。どうやら高校生は 無料なのか、そんなことはさておきで中に入った。中ではくしゃみをすると響くくらい静かだった。


今回展示されていた絵画のいくつかは聖書や神話を題材にしたものがあって、そいつらは身近な表現でいうと「ファンアート」になるのかなと感じた。そのため画家の趣味趣向が如実に反映されたものだとも感じた。そんなファンアートを現在の画家(絵師、イラストレータも含む)が西洋史に基づいたキャラクターを描いたとしたら、線の細い女性や細マッチョの男性が描かれるようなイメージがある。これは勝手な妄想である。しかし、今回見た絵画の中の人々は肉付きのいい人間が多かったのが印象的だった。時代が変われば美に対しての見え方も変わるんだなと感じた。その時代の生活や文化を描いたものも多く、高校時代にやった世界史を思い出したりして絵以外の楽しさもあり、かなり満足できた。
上でも書いたが、この頃の絵画は神話や聖書のほかにも当時の生活を描いたものが多くある。見に来ている人のどのくらいが聖書や神話を読んだ経験があるか、世界史等の教養に触れたことがあるか、少々性格の悪いが興味本位の疑問があった。絵の解説を読まず、ただ絵画を見ているだけで何が楽しいのか?その背景にある物語や、事実に対して妄想したりするのも楽しいと思うのだか、自分も含めて彼らはどのようにしてこの空間を楽しんでいるのか、見当がつかなかった。そんな思いで売店に行ったときに、この疑問の答えがでた。
同人紙の即売会のノリだわ
ファンアート、つまり二次創作にはそれならではの楽しみ方がある、というのに気づかされた。なるほど、逆輸入的思考にしてみると納得いった。なぜわからなかったのか、、、と自分の視野の狭さに反省した。目当ての絵はあるけど、新たな発見やきれいな絵画を見るという体験が欲しいから来ているのか。絵画の背景云々より、単純にきれいな絵を見に来て、それが偶然世界的に有名な絵師さんが描いた絵だったというハナシ。客観的に見ればすごい事だと思う。元ネタを知らない人でさえ楽しめるコンテンツという観点で見ると、この絵画たちがどれだけ凄いかが理解できる。出口を過ぎてからそれに気づいてしまったために、少し消化不良であった。純粋に絵を見たい!となったら再度行くかもしれない。その時は音声ガイダンスとともに絵画の内側にある物語にも触れてみたいと思う。

音声ガイド



上で少しふれたが、これはぜひ利用した方がいい。過去に利用した感想ですが、作品の見え方が180度とかではなく、3次元的に豊かになります。 cv:森川智之なのが鼓膜にもいい。


作品の説明文に日本語と英語があったが、英文が小さくて読めなかった。読ませる気はないのかというくらい小さい。これには少しがっかりした。あと、作品はフランスからきているので作品名はフランス語表記があるのに、説明文が日英だけなのはなぜなのか、なぜ仏文がないのか、そちらも疑問に思った。批判というよりかは、視野の狭さが故の疑問と自身では認識している。
以下のツイートの写真から見てみてほしい。

総括

この手のものは、一回では物足りないので、何回も行く人がいると思うが、まさにその通りだと思った。6月12日まで開催しているとのことなので、時間を見つけていきたいと思う。その際は、近くの霞町や龍土町巡りをしたいものです。

本日はここまで。
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ではでは